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voiceトレーナーの声

「辞めたい」が
口ぐせだったダメ社員が、
世界一を目指すまで。
nagano
ブロックマネージャー
永野 智哉(ながの ともや)
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自衛隊勤務を経て、2012年にRIZAP入社。トレーナー、店舗責任者、スーパーバイザーを経て、ブロック長に。Amateur Olympia in Las Vegas 2018,Men's physique/class A 部門で、10位入賞。

「ありがとう」の言葉が、ダメ社員を真剣に変えた。

永野の前職は、自衛隊のエリート部隊。RIZAPに入社して2年目で店舗責任者になり、4年目でスーパーバイザー、入社6年目でブロック長に昇格した。こう書くと、最初からバリバリに優秀な社員だったように思われるだろうか。しかし、「入社して1年間は、ダメダメのトレーナーでした」と、永野。先輩に誘われて入社したものの、「辞める、辞める」と愚痴ばかり言っている社員だったという。「筋トレもボディメイクもおろそかな生活を送っていましたが、ゲストに対しては、偽りの姿を演じていました。なのに、『ありがとう』と感謝される日々。良心の呵責で、つらくなっていきました」。この仕事を真剣にやるのか、やらないのか。永野は自問自答した。「そのときに改めて、『RIZAPのトレーナーは、ありがとうと言われる仕事だ』と感じたのです」。前職に就いていた6年間で、「ありがとう」を言われたのは、災害時の救援に駆け付けた一度だけ。でも、RIZAPでは、1日に6回セッションのたびにも「ありがとう」と感謝される。「自分は、小さい頃から、人のために何かをするのが好きでした。それならば、トレーナーを仕事として真剣に頑張ろうと決めました」。

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世界中の人を幸せにしたいから、上の役職を目指そう。

覚悟を決めてからの永野は、自分でも驚くほど変わったという。まず、マイナスのことを口にするのを止めて、ポジティブなワードだけを発することに決めた。「携帯のアラームが鳴るたびに、『マイナスのことを言わない』と表示されるようにして、同僚にも宣言しました。『眠いとか疲れたとか、絶対口にしないから』って」ポジティブさは、担当するゲストにも伝染していった。「『残業がつらい。仕事が面白くない』と悩んでいる人には、『すみません』と、僕が謝りました。『自分が政治家だったら、残業のない世の中にするんですけど、それが出来なくてすみません』という具合に」。すると、ゲストも笑いながらポジティブになっていって、「結局、私自身が変わらないといけないんですよね」となる。やがて、「世界中の人を幸せにしたい」と本気で願うようになり、役職や立場で上を目指そうと考えるようになっていった。「トレーナーだと、一度に幸せにできるのは自分の担当ゲスト15人くらいですよね。スーパーバイザー、ブロック長、ユニット長と立場が上がれば、幸せにできるだろう人の母数が増えていく」。思い込んだら一直線。決心して半年で店舗責任者、1年後に店長、4年目でスーパーバイザー、6年目でブロック長と、永野は階段を上がっていった。

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「世界一のRIZAP」を目指して、海外へ仕掛けたい。

しかし、「最初は、押しつけスタイルのマネージメントをしていた」と、永野は振り返る。「スタッフが何人も辞めていきました。それで、厳しく言わないスタイルに変えたら、部活のような組織になって、成果が落ちてしまいました」。部下を尊重しつつ、伝えるべきことは伝えるにはどうすればいいか。心理学を学びながら、永野流のマネージメントを模索していった。昨年の社内表彰「RIZAP AWARD」で、永野がブロック長として統括していたエリアが、年間1位に輝いた。「スタッフ80人一人ひとり全員に宛てて、お礼の手紙を書きました。頑張ったのは、僕ではなくてスタッフなので。後日、あるスタッフが僕の手紙を自身のロッカーに貼っているのを見て、泣きそうになりました」。今、永野の視線は、海外へ向いている。ボディビルの国際大会に参加して、サービス面でもトレーナーのレベルでも、世界との差を痛感したからだ。「このままでは世界一になれない、と思いました」。まずは、「RIZAPのトレーナーは、この程度か」と海外で笑われないように、自らに厳しいトレーニングを課し、初年度は予選敗退だった国際大会で、2018年には10位に入賞した。「世界に通用するサービスを、必ず創ってみせます。2年後には、海外事業に携わるのが夢ですね」。